360º Virtual Reality Audio Recorder

ゲームでも、動画でも、音楽でも、あらゆるクリエイターにとって、VR(バーチャルリアリティ)技術がこれからのコンテンツ制作に欠かせないことは疑いようがありません。VRビデオの急速な普及と比べると、VRオーディオを簡単に制作できる環境はやや出遅れた感がありましたが、それも今や過去のこと。視聴者に新感覚のオーディオ体験をもたらす「音のVR」。そろそろ、はじめてみませんか?

オープン価格(ZOOM STORE販売価格 ¥26,000)

H3- V R Handy Recorder
H3-VRを使ってインドネシアのジャングルで自然の環境音を収録

新感覚、音のVR

従来の左右方向に加えて、上下、奥行きも含む全方位の音を集音する、アンビソニックス方式のVRマイクを搭載。最大120 dB SPLの耐音圧で、最高24-bit/96 kHzのハイレゾ録音が可能です。360ºの音をまるごと捉えるアンビソニックス録音により、再生時に音像を回転させたり、楽器や人の声など聴きたい音源のある特定方向のサウンドをステレオで鳴らすなど、VRならではのインタラクティブなオーディオ体験を提供します



Manne Söderlund | Ivar Studios | Bujang Raba, Sumatra

H3-VRを使ってエベレストの360度撮影をしている様子

空間音声を手軽に収録

VRコンテンツ用のオーディオ録音とプロセッシングをこれ1台で。アンビソニックマイクとレコーダー、デコーダーを内蔵し、空間音声(SPATIAL AUDIO)を手軽に収録。VR映像と合わせることで、頭の向きに応じて映像と音声が追従するヘッドトラッキング対応ビデオとして、またFacebookのVRライブ配信や、YouTubeの360º動画作成にも活用できます。




Jon Griffith | Alpine Exposures | Mount Everest Expedition

多彩なフォーマット

アンビソニックス

アンビソニックス

左右(水平方向)、上下(仰角)、前後(奥行き)360º全方位の音を収録するアンビソニックス録音が可能。アンビソニックスBフォーマット(FuMa、Ambix)への変換も、パソコンを使用せず内蔵デコーダーで行えます。

バイノーラル

バイノーラル

ヘッドフォンでの再生を前提とした、バイノーラル方式の録音をサポート。人の耳に直接届く音だけでなく、頭や顔、身体に沿って回り込んでくる音を収録/再現します。

ステレオ

ステレオ

ヘッドフォンでの再生を前提としない、スピーカーで再生可能な通常のステレオ録音にも対応します。

5.1チャンネルサラウンド

5.1chサラウンド

PC/Mac対応の無償ソフトウェア『ZOOM Ambisonics Player』を利用すれば、アンビソニックス方式で録音された音声ファイルを5.1chサラウンドファイルに変換できます。

360度ライブストリーミング

360ºライブストリーミング

360ºライブストリーミング配信にも対応し、インターネットを介したイベント中継が行えます。ライブ会場の特等席で得られる最良のサウンドを、世界中のファンにお届けすることができます。

ネパール、ヒマラヤの修道院に設置されたH3-VRと360°ビデオリグ

360ºまる録り

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あらゆる方向からの音を、障害物に邪魔されることなくクリアに捉えることができる円錐形ボディを採用。軽量コンパクト設計のため、360ºカメラの真下や真上に取り付けて、レコーダー本体が映像に写り込むのを回避することができます。





IVAR Studios on location at a Buddist Monastery | Himalayas, Nepal

ロケーション収録に

360°コンテンツの収録に、初めてH3-VRを導入。ベネディクト・グリーンが、撮影現場のカリフォルニア、マリブクリーク州立公園からその印象を語ります。



Benedict is co-founder of EccoVR, a company specializing in the creation of high-end spatialized audio.

H3-VRの記録可能な全ての方向からの画像。Upright, Upside Down, Endfire, Endfire Inverted.

6軸モーションセンサ

アンビソニック録音時のマイクセッティングを、かつてないほどシンプルに。6軸モーションセンサを内蔵する『H3-VR』は、マイクの向きが上向きや下向き、前向きであっても、前後、左右、上下の位置関係を常に一定に保った状態で録音することが可能。さらに、電子水準器を内蔵し、ディスプレイに表示されるインジケーターで、水平方向に対するマイクの設置角度を確認することができます。

H3-VRとOculusゲーミングヘッドセット

ゲームの臨場感をUP

ダンジョンのドアが勢いよく閉まる音、唸りを上げるモンスターの咆哮、吹きすさぶ風の音――。プレイヤーをゲームの世界に引き込む効果音を、『H3-VR』なら、まるでその場に立っているような没入感のあるサウンドで収録することができます。 

Martin Edström氏は、エベレスト山での360ºビデオ制作で、H3-VRからの音声をモニターしている。

Martin Edström monitors sound from his H3-VR during 360º video production at Mount Everest basecamp.

バイノーラルで再生

入力音は、ステレオまたはバイノーラル音声でモニター可能。録音済みファイルはトラッキングモードで再生すれば、レコーダー本体の向きを変えるだけで、360º全方位のオーディオから聴きたい方向の音をステレオで取り出して再生できます。

ロックバンドのライブで、H3-VRを使ってライブサウンドを録音・配信。

360º USBマイク

ライブストリーミングやビデオ会議、DAWソフトへのレコーディングなど、『H3-VR』のオーディオ・インターフェース機能を使用すれば、パソコンと接続して360º USBマイクとして、iOSデバイスと接続してステレオマイクとしても利用できます。

H3-VRを使ってWEB会議する人

会議モード

H3-VR Version 3.0より、パソコン(Mac/Windows)やiPad/iPhoneとUSB接続された『H3-VR』を、WEB会議システムに最適なマイクとして活用できる「会議モード」が追加されました。

360°の音を拾うAmbisonicマイクとZOOM独自の音声処理技術により、話している人の方向をリアルタイムに動的に検出。テーブルの中央に『H3-VR』を設置すれば、あたかも会議中の発言者にマイクを向けたかのように、聴き取りやすい明瞭な声を、WEB会議の相手側に届けることができます。

※「会議モード」の詳細は、V3.0追補マニュアルをご参照ください。

パソコンとH3-VRを接続している画像

サウンドサンプル

ビデオ会議の音声比較

H3-VR会議モード vs. ノートPC内蔵マイク

iPhoneのコントロールアプリで操作するH3-VR。

iPhone/iPadでリモート操作

別売Bluetoothアダプター(BTA-1)を装着すれば、iOSアプリ『H3 Control』を使用して、少し離れた場所から本体を操作できます。本体操作のタッチノイズを気にせずに、トランスポートやレベル設定、メタデータの入力などを、iPhone/iPadからワイヤレスで行えます。

ノートパソコンで動作するZoom Ambisonicsプレーヤーソフト。

自由自在のポストプロダクション

PC/Mac対応の無償ソフトウェア『ZOOM Ambisonics Player』で、アンビソニックファイルから通常のステレオやバイノーラル、5.1chサラウンドなどに変換して再生することができます。また、特定位置の音をステレオで取り出してオーディオファイルに書き出すことも可能です。

アステカの伝統的なパフォーマンスで、衣装を着たミュージシャンやダンサー。

H3-VRで、新次元の360ºオーディオ体験。

同梱品

  • ハンディレコーダー『H3-VR』
  • ウィンドスクリーン
  • デュアルマウントアダプター(DMH-3)
  • クイックガイド


別売アクセサリ

  • Bluetoothアダプタ(BTA-1)
  • へアリーウィンドスクリーン(WSU-1)
  • ACアダプタ(AD-17)
  • 専用キャリングバッグ(CBH-3)
  • デスクトップ三脚(TPS-5)
H3-VR パッケージ

動画

MUSIC FRONT制作、H3-VR収録のバイノーラル音声サンプル


オーディオ